船場吉兆の食べ残しの使いまわし事件については、全く唖然とします。開いた口がふさがらない、とはこのことを言うののでしょうか。
老舗でブランド力抜群の「吉兆」グループの一つ「船場吉兆」の食材の生産地偽装や賞味期限偽装にも驚きましたが、食べ残しの使い回しまでやっていたとは、しかも組織のトップである社長の指示でやっていたのですから、本当に開いた口がふさがりません。また現社長の「手つかずの残された料理と食べ残しとは違うと思った」発言にも驚くばかりです。お客が、どう思ってお店に来ているのか、全くお客に立場に立って考えたこと無い人だとしか思えません。
人も何か買う時、確かに物を探します。たとえば、シングルモルトウイスキーを買おうと思って酒屋にいきます。棚にはいろんなウイスキーが並んでいます。そのウイスキーを前に、何を基準に選ぶか、それは価格であり、好みの味など人それぞれですが、殆んどの人は自分が持っているその商品のブランド力です。たとえば「シングルモルトで1975年蒸留の25年物」が2本並んでいて、1本が「マッカランの木箱入り」、もう一本は、それよりも1割も安い「ノーブランド物」、美味しいシングルモルトを求めて買いに来たひとの殆んどは「マッカラン」になるでしょう。ウイスキーの例に限らず、人は物をただ目的の物を買っているように思えても、ちゃんとブランドを意識して商品を選んでいます。
「ブランドとは企業と生活者の共通認知である」といわれるように、一度傷が付くと消費者は「吉兆」ブランドを拒否することになります、その傷ついたブランドを修復のは並大抵ではありません。お客の立場にたって考えることが出来ない者が、お客を相手に商売をしてはいけません。
日本人ここまでモラルがなくなったかと、本当に嫌なニュースでした。