空には夢、海にはロマン、陸には生活が・・・・・・・
by lemonhart (^_^)
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対潜哨戒機「P-2J」
2006年 07月 01日
現在日本の対潜哨戒機はP-3Cですが、その前の1970年代から1994年に全機退役するまで活躍したのが「川崎 P-2J」です。P-2Jは、米海軍から海上自衛隊に供与されたロッキードP-2Vの後継機として改造・開発されました。改造のため機体構造に変更はほとんどありませんが、主エンジンがレシプロエンジンからターボプロップエンジンに変更になりました。エンジン変更でプロペラも4枚から3枚になりました。またP-2V、-Jも補助エンジンとしてターボジェットエンジンを搭載していますが、これも変更になっています。
P-2Jの主エンジンはGEのT-64ですが、このエンジンはいまでも活躍しています。現在航空自衛隊がECM(妨害電波)訓練機及び電子測定機に改造したYS-11(スーパーYSと呼ばれていてプロペラもP-2Jと同じ3枚です)に使用されています。入間基地所属です。又補助エンジンは今年全機が退役した富士T-1搭載の石播のJ3-IHIを使用していました。P-2J退役して10年以上になりますが、何かは現在にもつながっているものです。 ところで、写真は第3航空隊のP-2Jです。第3航空隊は、最初はP-2Vで鹿屋基地の第1航空群の部隊として発足しましたが、その後第4航空群に移動、一時は下総基地にいましたが、現在は厚木基地所属です。尾翼の所属部隊を示すマークは、富士山をデザイン化したものに厚木を表す”At”が描かれています。赤富士の「A」は若人の熱血を、 「t」は丹沢の美しい緑を意味しているそうです。 航空祭などで飛行機を見る場合は、各所属部隊のマークを知っていると今日は何処から来ているか分かり、楽しさが倍増します。たとえば鹿児島の鹿屋基地の第1飛行隊のマークは、桜島に1の組み合わせで、火口からの噴煙が海に向かってたなびいています。楽しいですよ。
by take3e
| 2006-07-01 23:53
| 飛行機
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